「縫い代を付け忘れた。そして裁断してしまった・・・」
「縫い代って何?ないとどうなるの?」
縫い代は工作でいう「のりしろ」の部分です。
もし縫い代を忘れて、布を裁断し、縫っていくと、出来上がりサイズは小さくなってしまいます。
もし、裁断のときに縫い代を忘れてカットしてしまったら、どうしたらいいのか、対処法を解説していきます。
ブログ管理人のみどりんごです。
小さい頃から手芸が大好き♡
だけど手先が不器用なため、いろんな失敗をしております。
こんな私ですが、経験を生かして初心者さん向けに解説していきます。
縫い代ってなに
縫い代は、布と布を縫い合わせるときに余白として設けておくスペースです。
出来上がったものの外からは見えませんが、裏返すと洋服やカバン、巾着やハンカチにも縫い代は必ずあります。
縫い代は大体1cm幅で、縫い目がほつれたり、布が崩れたりしないためにあります。
裁縫用の本や図案、型紙にはこの縫い代が含まれていないことがほとんどです。
布を裁断するときに、自分で縫い代を作らないといけないんです。
私も初心者の頃はよくやらかした失敗です。
もっとわかりやすく、大きく書いておいてよ!と言いたくなりますよね。
縫い代がないとどうなる?
縫い代がないとどうなるか、簡単に説明します。
例えば、できあがりサイズ13cm×13cmのハンカチを作るとします。
1cmの縫い代を含めるので、布は15cm×15cmで裁断しなければいけません。
もし、間違えて出来上がり寸法で裁断してしまった場合、出来上がりは11cm×11cmのハンカチになってしまいます。
これが、ハンカチなら「まあ、ミニサイズになったよね」で済むのですが、洋服やバッグの場合はサイズが一回り小さくなってしまいます。
縫い代を忘れたときの対処法
布ギリギリで縫う
多少サイズが小さくなってもいい!というものの場合は、縫い代ギリギリのライン約2mmで縫ってみましょう。
内側のほつれを防止するために、布をかませるのもありです。
2つの方法を画像を付けて説明していきます。
布で補強して縫い代を縫う方法
①幅3cmほどの布を用意します。
表に返したときにごわつかないために、薄手のものをオススメします。
②補強布に図のようにアイロンを当てていきます。
③補強布を図のように当て、元の生地の縫い代は2mmで縫っていきます。
④表に返してアイロンを当てて出来上がりです。
2mmの縫い代で縫っていく方法
縫い代ぎりぎりの2mmで縫っていくとこんな感じになります。
補強布を使う場合は、巾着、カバンを作るときにオススメの方法です。
作品によっては見栄えや、使い勝手など形が悪くなってしまうこともあります。
もう一度裁断しなおす
新しい布で、裁断をし直すのが一番きれいな出来上がる方法です。
私は、失敗も踏まえて布は大き目で買うようにしています。
裁断ミスや、縫い間違いは、裁縫をやっていると付き物です。
そんなときのためにも、布は大き目(多め)に買っておくことをオススメします。
縫い代を忘れないためのアイテム
一度失敗すると、次からは気を付けようと思うのですが
それでも繰り返すことってありますね。
縫い代を付けやすくするアイテムがあります。
・縫い代ライナー
型紙から布へ書くときに、縫い代ライナーを使って直接書くことができます。
縫い代の幅も4種類あるので、小物からお洋服など大きいものまで使えるのもうれしいですね。
縫い代カッター
縫い代カッターを使うと、縫い代付きの型紙が簡単に作れます。
お洋服を作るときなどに向いていますね。
裁縫道具の中に入れておくと「縫い代を付ける意識」ができますね。
まとめ
縫い代を作らずに布地を裁断してしまった場合は、出来上がりサイズが小さくなってしまいます。
対処法としては、2つあります。
1つ目は、縫い代幅を布の端ギリギリで縫うこと
この場合、出来上がりサイズが本来のものより小さくなってしまいます。
お洋服や、指定のサイズがあるバッグなどは向いていないでしょう。
2つ目は、新しい布を裁断しなおすことです。
この方法が懸命です。
裁断ミスや、縫い間違いは、裁縫をやっているとつきものです。
そんなときのためにも、布は大き目(多め)に買っておくことをオススメします。