ひらがなの「ふ」が2種類あるのはなぜ
ひらがなの「ふ」が2種類あるのは、フォントの違いからきています。
ひらがなの「ふ」の元の字は漢字の「不」だそうです。
「不」という漢字を草書体で崩して書くと、平仮名の「ふ」に似た字形になりますね。
草書体のように、つなげて書く場合は3画で真ん中に数字の3のように書く「ふ」になります。
4画で書くひらがなの「ふ」は現代で多く使われる楷書体(活字体)の文字です。
楷書体は文字のバランスがよく綺麗に見えるので、活字印刷のときに使われる文字ですね。
小学校で使われるものも「教科書体」と呼ばれる活字体です。
統一性があるので読みやすく、文字を正確に書くことや美しい形を意識する子どもたちにとっては学びやすい形になっています。
ひらがなの「ふ」は4画で離して書くのが正しいのか
ひらがなの「ふ」を書くときに二種類の書き方がありますね。
・3画で真ん中の部分が繋がっている「ふ」
・4画で1画目が点のようになっていて繋げて書かない「ふ」
どちらが「正しい」と決められてはいませんが、小学校では4画で離して書くひらがなの「ふ」で指導されます。
バランスが少々難しいひらがなの「ふ」ですが、点線つきのノートで練習すれば、字を習い始めたばかりの子どもでも、文字の認識がしやすく書きやすいですね。
ひらがなの「ふ」の書き方・書き順
ひらがなの「ふ」は4画でかいていきます。
バランスが難しいのこ「ふ」を書くコツは以下のようになります。
ひらがなの「ふ」を書くときには、三角をイメージするときれいに書けますよ。
ひらがなの「ふ」の2種類のフォント
ひらがなを習いたての子どもに印刷物などを作成するときは、なるべく子どもたちが習ったフォントで統一したいですね。
4画で書くひらがなの「ふ」のフォント
4画で書く「教科書体」のひらがなの「ふ」のフォントを紹介していきます。
文書を入力する媒体にもよりますが、確実に出るフォントは以下のものです。
・教科書体
・ゴシック体
3画で書くひらがなの「ふ」のフォント
一画目と二画目が繋がったひらがなの「ふ」のフォントは以下のものです。
・行書体
・「創英角」のシリーズ
・正楷書体
文書作成の際、使い分けてみてください。
まとめ
ひらがなの「ふ」の書き方が2種類あるのは、字体(フォント)の違いからきています。
現代、教育の場では4画で書く「ふ」が推奨されています。
どちらも間違いではありませんが、誰でも認識しやすい活字体を使う方が一般的なようです。