小さなお子さんから始められる習い事で人気の英会話。
今や英会話スクールはいろんなスタイルの教室があり、選ぶときにはどのような教室がいいのか迷ってしまいますね。
こんにちは。みどりんごです。
大手子ども英会話スクールで講師をしていました。
教えるだけでなく、入塾カウンセリング業務もしていました。
この記事では、0歳~3歳の低年齢で初めてお子さんを英会話スクールや英会話教室に通わせようと検討しているおうちの方へ。
この記事では、子ども英会話スクールを選ぶためのポイントをわかりやすくお伝えします。
多くの英会話スクールでは体験レッスンや見学を実施しているところがほとんどです。
いろいろな教室を見学され、お子さんの個性にあった教室をぜひ見つけてくださいね。
低年齢の英会話レッスンの内容
0歳、1歳の英会話クラス
まだ日本語も話せない0歳、1歳クラスは親子でレッスンに参加するスタイルです。
英会話のレッスン内容は『親子で楽しく』が基本に進められていきます。
0~1歳のベビークラスでは、英語の手遊び歌をしたり、踊ったり、お子さんがまだ話せなくても”Here you are.” “Thank you.”などの簡単な会話表現や英語での語り掛けを練習します。
パパママ参加型なので、お子さんも緊張せず楽しめ、教室での様子がわかるのもいいですね。
レッスン後はお家で、レッスンで習ったお歌をかけ流したり、絵本の読み聞かせをしてあげることで、あかちゃんのうちから英語を身近に感じることができます。
2歳、3歳の英会話クラス
2、3歳のクラスになると、保護者の方と一緒に楽しむだけでなく、お子さんだけでレッスンに参加するコースも設けてあることもあります。
レッスン内容は、英語の絵本で英単語に触れたり、知育を意識したゲームをしながら英会話に親しんでいきます。
チャンツやマザーグースなどを聞いて歌ったりしながら、英語の音やリズムを自然に身に着ける内容が盛り込まれています。
日本語でも上手にマネや、お話ができるようになるのがこの時期ですね。
うまく発音できていなくても、英語の意味が100パーセント理解できていなくても、とにかく真似ることで英語のリズムに慣れてもらいます。
英会話教室(スクール)の種類や特徴
英会話スクールには、大きく分けて以下の3つの種類の教室があります。
- 大手英会話スクール
- 自宅に教室を併設しているホームティーチャー
- 個人が経営している英会話教室
1.大手英会話スクール
CMなどで耳にしたことがある、大手の英会話スクールですね。
大手英会話スクールの特徴
・厳しい研修を経た子ども専門の外国人教師、日本人教師が在籍している
・研究しつくされて作られたオリジナルテキスト、指導法が徹底している
・都市部の駅近くや、ショッピングセンターにスクールを構えていることが多いので便利
2.ホームティーチャー
もともとは大手英会話スクールがフランチャイズとして展開している教室です。
ご近所で看板など見かけたことがあったりと、わりと身近に感じますね。
フランチャイズ教室の特徴
・先生となる人が地域の方なので、人柄などを知った上で安心して通わせられる。
・こちらもテキスト、指導法などは会社オリジナルで統一したカリキュラムですすめる。
・自宅から近い教室を探すことができる。
3.個人経営の教室
どこの会社にも属しておらず、個人が教室を開き、経営している教室です。
個人経営の英会話教室の特徴
・地域に住む外国人や日本人の方が先生なので、口コミを集めながら信頼できる教室を探せる。
・まったくのオリジナルのレッスンとなりますが、地域柄や生徒の個性に合わせた教材、カリキュラムで進められ、個別の相談にも応じてもらいやすい。
子ども英会話教室の先生は外国人?日本人?
こども英会話の教師には、教室によって主に3つのパターンがあります。
それぞれの特徴も簡単に紹介します!
- 外国人教師
- 日本人教師
- 外国人と日本人教師のペア
英語ネイティブの外国人講師
ネイティブスピーカーによる生きた本物の英語のシャワーを思う存分浴びることができます。
英語特有の発音やイントネーションが身に着けやすいです。
バイリンガル日本人教師
日本人教師であっても、基本的にオールイングリッシュでレッスンは進んでいきます。
日本語が通じるので小さなお子さんは安心できますね。
おうちの方も、気軽に英語学習のことや、子どもの成長を相談できるのはメリットです。
日本人と外国人教師
日本人と外国人が連携してレッスンをします。こども英会話セイハが取り入れているクラスです。
外国人教師が主となり、日本人教師が補助に回るシステムのようで、両方の良いとこどりですね。
外国人、日本人の先生2人に子どもの英語の成長を見てもらえるのはとても手厚いと感じます。
月謝、その他の費用
英会話教室の月謝は他の習い事より比較的高いです。
ベビー~幼児コースは、週1回40分~50分のレッスンで6,000円~10,000円が相場です。
他にも入会金、教材費などが必要です。
入会金はキャンペーンを行っている時期や紹介制度で割引になることがありますので確認してみてください。
子ども英会話スクールの契約前に確認しておきたい大事なポイント
ここからは元子ども英会話教師として働いていた私から、親御さんに安心してお子さんを通わせていただくために、入学を決断されるときに、今一度確認してほしいことを質問形式でまとめています。
振り替えレッスン
レッスンの振り替えはできますか?
小さなお子さんは急に熱を出したり、体調を崩したりすることが多く、そのたびにレッスンをお休みなんてことになったら月謝がもったいないですよね。
低年齢のクラスでは、振替レッスンを実施している教室は多くあります。
体験レッスン・見学をした際には、ぜひ質問してみてください。
教室の立地
通いやすい場所にありますか?
英会話スクールは長期間通うことを想定して選ぶのもポイントです。
お子さんが小学生、中学生になっても通いやすい場所にあるとよりいいですね。
駐車場が完備されているか、送り迎えがしやすい立地か、またはショッピングセンター内にある教室も便利です。
入学金や購入品
入学時に購入する教材は高すぎ(高額)ではないですか?
教材費は大体相場で年間10,000円~20,000円くらい必要になります。
教室によっては一括で数年分を何十万円でまとめて購入という場合もあります。
入学時に何十万も出して続かなかった…ということがないように、教室のレッスンの進め方や方針を理解し、確認しておきたいポイントです。
教室の雰囲気
その教室の先生たちの雰囲気はどうですか?
ここを見抜くにはけっこうな観察力がいると思いますが、親の勘ってあると思うんですよ。
先生と話すお子さんの表情や、それを受け止める先生の態度をよく観察してみてください。
入会させることに必死な教室や、教材購入をゴリ押ししてくる教室も残念ながらあります。
子どもたちのことを一番に考え、英語を教えることを愛してやまない先生にお子さんの将来をぜひ託してくださいね。
おわりに
英会話スクール・英会話教室といっても、様々な種類がありますね。
今回お伝えした特徴を踏まえ、まずは体験レッスンで子どもの反応を確かめながら、見学されることをおすすめします。
大手だから絶対に力がつく!外国人の先生なら間違いない!など大人目線の単純な理由ではなかなか子どものやる気は続かなかったりするもの。
教室選びで一番大切なことは子どもが「英語を話せるって楽しい!」「もっと学びたい!」と思える最高の先生に出会えることです。
お子さんにあった教室、信頼できる先生との素敵な出会いがあることを心より願っています。