無痛分娩で出産すると「ずるい」「甘え」などと言われることがあります。
「無痛分娩を選びたいけど、周りから言われることが気になる」
「無痛分娩の実際のメリット・デメリットを知ってから決断したい」
など出産前は不安でいっぱいですね。
この記事では、
・なぜ無痛分娩は「ずるい」「甘え」だと言われてしまうのか
・実際に無痛分娩をしてよかった体験談(メリット)
・無痛分娩で後悔したこと(デメリット)
など、筆者の体験談をまとめています。
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ブログ主のみどりんごです。
「無痛分娩」に対して周りからは様々な反応があり、モヤモヤしたこともたくさんあります。
しかし、【結果】無痛分娩で出産してめちゃくちゃよかったと思っています。
「無痛分娩したいのに、もやもやする!」
と思っている方に何か手助けとなれば幸いです。
無痛分娩は「ずるい」「甘え」と言われる理由
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「無痛分娩」と検索をかけると
候補に「ずるい」「むかつく」などの、あまりよろしくない反応(ワード)が並びますね。
なぜ、無痛分娩に関して賛成派と否定派にわかれるのか。
それなりの理由があります。
・無痛分娩を扱っている産院が数多くない
・無痛分娩には費用がかかる
・自然派な考え
以上のように、住んでいる近くに「無痛分娩」を選択できる産院がなかったり
出産費用がかかるなど「無痛分娩」を選択したくてもできない状況の人がいるんですね。
そういった事情もあり、「無痛分娩で産んだ」と言うだけで
マウント発言ととられてしまう可能性があります。
無痛分娩の費用は、20万~かかるところがほとんどです。
痛みを伴わずに「金で解決して、楽をして産んだ」と受け取られている可能性もあります…。
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「無痛分娩」でも、尊い命を生むことには変わりないです。
子育てが始まってからは、みな苦労するのは一緒です。
これから子育てが始まるとこういった、価値観の差っていろんなところで生じてきます。
自分で決めたなら、ほんとに気にしなくていいと思います。
【出産体験談】無痛分娩してよかったメリット
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無痛分娩を体験して個人的によかったと思ったことを紹介します。
1.産む直前までリラックスして過ごせる
麻酔の準備をしてから分娩体制に入るまでゆっくりと過ごすことができました。
陣痛の波がきても、リラックスして旦那と会話をしたり、友達とラインをしたり…
無痛分娩とはいいますが、痛みがゼロなわけではありません。
生理痛のような鈍痛の波(陣痛)はあります。
しかし、麻酔を入れてもらうことで痛みが和らぎます。
初産で、痛みに対してとても不安でしたが、無痛分娩のおかげで、痛みに対する恐怖もなく出産することができました。
2.赤ちゃんの出てくる瞬間がわかる
陣痛の痛みに悶えることがないので、赤ちゃんがツルンと出てくるのがわかりました。
無痛分娩といっても全く感覚がなくなるわけではなく、”大便をしたい感覚”になったら”いきみ”ました。
その瞬間にツルンと痛みもなく出てきた感覚です。
3.産後の回復が早い
無痛分娩は、痛みが少ないので陣痛中に全身をこわばらせたり、力を入れたりすることが少ないです。
そのため、痛いのは下腹部とお股付近のみで、それ以外に痛む箇所はほとんどありませんでした。
【出産体験談】無痛分娩にして感じたデメリット
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「無痛分娩」にしてよかった!と思う一方で
それなりにデメリットもありました。
1.「無痛分娩でも」産後の子宮収縮、傷跡は痛い
無痛分娩は、陣痛(分娩中)の痛みを緩和するものであって、
出産時に会陰部の切開などをされると、産後にはその傷跡が痛みます。
産後には、もう無痛分娩は関係ないのですよ…
産後の子宮収縮は、普通に分娩した方と同様で痛かったです。
2.「無痛分娩だから」周りからの言葉に傷つく
無痛分娩で産んだなんて言う必要もないのですが
母乳外来などでは言わないといけない状況もあり、そんなときは何気ない言葉に傷つきました。
「無痛分娩なんかで産むから、母乳が出にくいんじゃない?」
「無痛分娩の麻酔の味がして、母乳が不味いから飲まないんだ」
母乳の出が悪く、産院ではなく近所の助産院で、助産師さんに言われた言葉です。
助産院ってわりと自然派な考えなので、そういう意見もわかるのですが…
この時ばかりは、面と向かって否定するような人がいるのかと凹みました。
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「無痛分娩で産んで母親失格なのかな…」と産後のメンタルにはかなり響きましたね。
しかし、どんな生み方を選択しようが、周りがとやかくいうことじゃないんですよね。
おわりに
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「無痛分娩」に対して「ずるい」や「あまえ」だというネガティブな意見もあります。
ネガティブな意見がある理由としては
・無痛分娩ができる産院がない
・無痛分娩にはお金がかかる
・自然に産んでこそ…な考え
私も実際に否定派の方に出会うこともあるので、とくに自分から「無痛分娩をした」なんてことは言いません。
自然、無痛分娩で産んでも、帝王切開であっても、それぞれにメリット、デメリットがありますし
命を生み育むことには変わりはありませんね。
今、「無痛分娩」を選択しようか迷っているお母さんが少しでも自分の選択を信じて出産に挑めることを心より応援しています。