ひらがなの「ね」は上のイラストのように、大人でも人によって書き方が違いますよね。
パソコン(印刷)上では、フォントによっては2画目がどのようになっているか曖昧だったり…
この記事では、正しいひらがなの「ね」の書き方を紹介していきます。
正しいひらがなの「ね」
小学校で習う「ね」は、一画目の棒上に二画目「かたかなのフ」を書くようにクロスさせていきます。
なぜ、この書き方が正しいのか、ひらがなの「ね」の由来である漢字を見てみるとわかります。
ひらがなの「ね」の由来
ひらがなの「ね」の元は漢字の「祢」だそうです。
「祢」を草書で崩して書くと、平仮名と同じ字形になりますね。
「祢」の漢字の辺が、示でかくことからわかるように、ひらがなの「ね」の2画目は「フ」「ネ」のように書く方が正しくなりますね。
平仮名の「ね」の書き方、書き順
①真ん中より少し左に、縦の線を書きます
②2画目は、1画目の線に向かって左から「かたかなのフ」を書くイメージで書きます。
ポイントは、1画目の線からはみ出さないこと。△を作らないことです。
③「フ」から斜め右に向かって2画目の始まりより若干上目でカーブさせます。
④最後の丸になる部分は、1画目の線より気持ち上目で書きます。
『ね』のフォント
正しいひらがなの『ね』のフォント
・UDデジタル教科書
・HG正楷書体-PRO
・HGS明朝B
・HGP創英プレゼンスEB
字の習いたての子どもへ配布物を作るときなど、正しい方の「ね」のフォントを使いたいときは上記のフォントを選んでみてください。
ポップなひらがな『ね』のフォント
メイリオ
HG創英角ポップ体
BIZ UDPゴシック
MS UI Gothic
正しい書き方のひらがな「ね」ではありませんが、ポップな印象になりますね。
ポスターなどデザイン性が求められる掲示物に使うと、目を引く物に仕上がりそうです。
文書作成の際、使い分けてみてくださいね。
まとめ
ひらがなの「ね」の正しい書き方は、一画目の上に二画目をクロスさせる形で「フ」を書きます。
由来でもある漢字の「祢」をみると、正しいひらがなか見えてきますね。
大人でも人によって癖字などで、書き方が違うひらがなの「ね」。
お子さんに教えるときや、正式な書類などでは正しい方で書きたいものですね。
フォントの違いなども、ぜひ文書作成の際にお役立てください。